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2008年09月02日(火) 19時57分

<ヤミ金融事件>元本含めた返還求め結審 差し戻し控訴審毎日新聞

 指定暴力団山口組旧五菱会によるヤミ金融事件を巡り、愛媛県の被害者11人が「ヤミ金の帝王」と呼ばれた梶山進受刑者(58)に約3500万円の損害賠償を求めた訴訟の差し戻し控訴審の第1回口頭弁論が2日、高松高裁(矢延正平裁判長)であった。原告側が、元本を含めた支払額すべての返還と慰謝料、計約3500万円を求めたこれまで通りの主張をし結審。判決は12月19日。

 最高裁は今年6月、利息分のみの支払いを命じた2審・高松高裁判決(06年12月)を破棄。利息分だけでなく元本分も被害者に返すべきだとの初判断を示し、賠償額を算定し直させるために、審理を高松高裁に差し戻していた。

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