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2008年09月01日(月) 12時00分

上位4選手が大接戦F1終盤戦から目が離せない!R25

夏のヨーロッパラウンドもそろそろ後半戦に突入し、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、キミ・ライコネン(フェラーリ)、フェリッペ・マッサ(フェラーリ)、ロベルト・クビサ(BMW)の4人が激しいチャンピオン争いを繰り広げている今季のF1GP。第11戦のハンガリーGPでは、このところ絶好調のハミルトンとそれを追うフェラーリのマッサが、それぞれ予想外のトラブルで優勝を逃した結果、いよいよ個人タイトルの行方が分からなくなってきた。

シーズン序盤はフェラーリの強さが目立ったものの、ミハエル・シューマッハーを擁した「黄金時代」と比べると、いまひとつ「ピリっとしない」のも事実。レース戦略の判断ミスやマシントラブルに加えて、ディフェンディングチャンピオンのライコネンと今年が正念場のマッサのふたりもレースによって内容にムラがあるのが気になるところだ。

一方、ライバルのマクラーレンも期待のハミルトンはカナダGPで不注意な「信号無視→追突事故」を起こすなど、ちょっと空回りしていた時期があったものの、母国イギリスGPでの鮮やかな勝利で完全復活! そんな、フェラーリ、マクラーレンの「2強対決」にカナダで念願の初勝利を飾ったBMW・ザウバーのクビサが食い込むことで混戦の度合いを深めている。

ちなみに、ハンガリーGP終了時点でのランキングは、1位ハミルトン(62点)が一歩抜け出し、2位ライコネン(57点)、3位マッサ(54点)、4位クビサ(49点)。同レースでは今季からマクラーレンに移籍したヘイキ・コバライネンも念願のF1初勝利を挙げており、今後チャンピオン争いにも大きな影響を与える存在となりそうだ。

ニッポン期待のルーキー、ウイリアムズ・トヨタの中嶋一貴も、ここまで4回の入賞で8ポイントを獲得し、同僚のニコ・ロズベルグと並ぶ予想以上の大健闘!「日本人初年度成績トップ」の呼び声も高い。課題は予選のパフォーマンスアップ。後半戦でのさらなる進化に期待したい。
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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