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2008年09月01日(月) 20時21分

<パロマ工業>社長、報酬50%を半年間返上…回収漏れ責任毎日新聞

 パロマ工業(名古屋市)の川瀬二郎社長は1日、東京都内で記者会見し、一酸化炭素中毒による死傷事故を起こしたガス湯沸かし器の回収漏れなどの責任を取り、報酬の50%を6カ月間、返上する考えを示した。親会社のパロマ(名古屋市)の小林弘明社長も同じく返上する。川瀬社長は「経営の不始末から問題が起きた。責任を痛感している」と述べた。

 また川瀬社長は、経営監視のため、公認会計士ら3〜4人による「経営諮問会議」を設置することや、再点検に応じてもらえない顧客に対応する「特別推進班」を発足させると発表した。6月末から行っている回収の再点検作業は、完了まで約60億円の費用がかかる見通しという。【古関俊樹】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080901-00000095-mai-bus_all