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2008年09月01日(月) 22時31分

「財源論はナンセンス」 小沢一郎民主党代表の出馬会見詳報産経新聞

 同志の皆さんのご支援をいただいて8日告示の民主党代表選挙に立候補し、三たび党員・サポーターのみなさんの判断を仰ぎたい。

 働いても満足に暮らせない人が多い国民生活の実態と、政治も経済も一段と不安定な国際情勢を見るにつけ、生活感も対応力も欠ける自公政権は一日も早く終わらせなければならない。民主党が新しい政権をつくり、新しい国民生活、日本を築き上げるしかない。

 代表にまた選任され、衆院選で国民から民主党が政治を負託されれば、私はその職責をまっとうしなければならないと考えている。

 (衆院選)マニフェストは(参院選マニフェストと)大筋の考え方は変わらないだろうと思う。

 要は政権交代し、自公政権を終わらせるという大目標が、私の政治生活を通じての悲願だ。党のリーダーが誰であるべきかあるべきでないか、ということには特に関心がない。

 21日(の臨時党大会で正式に代表)に選ばれれば、自分の所信と考え方を申し上げる。それをもとに政権構想やマニフェストのとりまとめの作業をする。

 役員人事は(代表に)与えられた権限に基づいて行うもので、決まる前にへらへらしゃべるのは不遜だ。22日以降になるのは当然だ。

 (マニフェストを実現するための)財源の話を何だかんだいうが、君(記者)のいうのは財源がないってことをいっているの?。

 (記者の「党内からは…」をさえぎり)いや、党内じゃない、君だよ。じゃあ、誰の考え方をもって「足りない」っていうんだ?。役人のいう通りのことを質問したってダメだよ。

 一般会計80兆円以上、特別会計200兆円以上。不用なものや目的外で使うのは論外だ。国民にとって何が一番今、大事なのか政策の順位を判断すれば、お金は十分あります。

 (財源論者は)洗脳されちゃって、マインドコントロールされてんだ。大蔵省に。オレはその役人のやり方を変えるっていっている。「財源論」という議論はナンセンスだ。

 「改革クラブ」結党は、政治家が信念に従って行動するもので、責任を自らが負うのが基本だ。とやかく言う話ではない。ただ比例票は党に投じられた票だ。党籍を失ったときはその身分を失うのは論理的には当然のことだ。この問題は少し整理しなくてはいけないと私個人は思っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080901-00000971-san-pol