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2008年09月01日(月) 21時26分

福田首相が辞意を表明=在任1年、政権運営行き詰まり−麻生氏が後継の軸に時事通信

 福田康夫首相は1日夜、退陣する意向を固めた。同日午後9時半から首相官邸で緊急記者会見し、表明する。求心力低下が指摘される中、12日召集予定の臨時国会を乗り切るのは困難と見て、自らの退陣により、事態の打開を図る必要があると判断したとみられる。
 首相は8月1日に内閣改造を断行、人気のある麻生太郎氏を自民党の幹事長に起用したが、低迷する内閣支持率に大きな変化はなく、党内からは「福田首相では次期衆院選は戦えない」との声も漏れていた。また、臨時国会の日程や懸案の新テロ対策特別措置法の延長などをめぐり、公明党との関係もぎくしゃくしていた。一方、民主党は、臨時国会で福田首相を衆院解散に追い込むことを目指し、徹底対決する姿勢を鮮明にしていた。
 自民党は、福田首相の辞意表明を受け、速やかに総裁選を行い、後継総裁を選出する見通し。麻生氏を軸に後継選びが展開されることになりそうだ。 

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