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2008年09月01日(月) 23時50分

被告に懲役23年を求刑/電車内トイレ女性暴行カナロコ

 電車内のトイレで女性乗務員に暴行したなどとして強姦致傷罪などに問われた川崎市川崎区桜本一丁目、飲食店従業員今井卓哉被告(34)の論告求刑公判が一日、横浜地裁(村上博信裁判長)であり、検察側は「社会的影響は重大かつ深刻。再犯の可能性も極めて高い」として懲役二十三年を求刑した。

 検察は「犯行時に携帯電話で撮った画像を被害者に見せ、口止めしていた」と悪質さを指摘。「同様の事案で前科があり、出所から約半年の間に犯行を重ねた。再犯の可能性は高い」として懲役二十三年を求刑した。

 今井被告は同日行われた被告人質問で、三月二十七日のJR電車内での強姦致傷事件について「殺すと脅していない。相手が嫌がったのでやめた」と起訴事実を一部否認。弁護人も強姦致傷罪ではなく強制わいせつ致傷罪だと主張した。

 起訴状などによると、今井被告は三月二十七日と四月二日の早朝、JR東海道線の車内トイレに女性乗務員を連れ込み、乱暴するなどした。

 判決は九月二十二日に言い渡される。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080901-00000073-kana-l14