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2008年09月01日(月) 09時04分

『BlackBerry Bold』発売控え、対応アプリが早くも登場japan.internet.com

Research in Motion (RIM) のスマートフォン『BlackBerry』の最新機種『BlackBerry Bold』は、本体がまだ米国市場で発売になっていないにもかかわらず、対応の新アプリケーションが早くも登場している。

その1つが、EQO Communications のモバイル VoIP 機能、および複数ネットワーク対応インスタント メッセージ (IM) 機能を備えた無料ソフトウェアだ。このソフトウェアは、安価な通話機能や無料のテキスト メッセージ機能のほか、複数の IM プラットフォームで利用できる IM チャット機能を提供する。

EQO の CEO (最高経営責任者) Bill Tam 氏は、取材に対して次のように述べている。「このソフトウェアを使えば、企業も消費者も国際通話コストや現在の高額なローミング コストを節減できる。当社のソフトウェアは、音声機能とメッセージ機能を使ってどれだけのことができるかを実証するものだ」

競争の激しい携帯電話市場において、携帯電話メーカーや移動体通信事業者が新たなユーザーを奪い合っている今、新たなモバイル アプリケーションの開発は、携帯電話の1つの差別化要因となりつつある。RIM をはじめとするベンダー各社は、特定のプラットフォームや携帯電話機向けのアプリケーション開発を促進するために巨額の資金を投入している。

RIM は5月、1億5000万ドル規模のベンチャー キャピタル基金『BlackBerry Partners Fund』を設立した。この基金は、BlackBerry プラットフォームやその他のモバイル環境を対象としたモバイル アプリケーションおよびサービス開発への投資を目的としたものだ。

機器の発売に先立ってサードパーティのアプリケーションが登場するという状況は、モバイル機器市場において、新しいサービスや機能がいかに重要になりつつあるかを示している。

EQO のアプリケーションを使えば、チャットやテキスト通信を行ないながら通話したり、また必要に応じて3G ネットワーク接続から『Wi-Fi』接続に切り替えたりすることができる。Skype のサービスによく似ていると Tam 氏が評する同アプリケーションは、500機種以上の携帯電話で動作し、『Windows Mobile』や『Symbian OS』など様々なモバイル プラットフォームに対応している。

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