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2008年08月31日(日) 19時08分

<アフガン拉致殺害>死因は失血死 静岡県警毎日新聞

 アフガニスタンで拉致、殺害された「ペシャワール会」スタッフ、伊藤和也さん(31)は、銃で撃たれた左足太ももの動脈切断による失血死だったことが31日、静岡県警の司法解剖で分かった。

 解剖結果によると、死後4、5日が経過しており、死亡は26〜27日とみられる。銃傷は3カ所あり、左足の太もも2カ所は貫通、ひざ下1カ所は体内に金属片が残っていた。頭部や上半身に目立った外傷はなかった。

 県警捜査対策室によると、銃傷の状況などから、伊藤さんは銃口を体に当てられた状態ではなく、一定の距離から撃たれたとみられる。ひざ下の金属片は採取した。詳しく鑑定して、銃の種類などを調べる。【田口雅士】

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080831-00000044-mai-soci