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2008年08月29日(金) 22時51分

改革クラブ 4人で結成会見「参院本来のあり方を追求」毎日新聞

 渡辺秀央元郵政相ら参院議員4人は29日、東京都内の憲政記念館で新党「改革クラブ」結成の記者会見を開いた。代表に就任した渡辺氏は「参院が衆院の政局の道具に使われている」と指摘。「参院の本来のあり方を追求したい」と決意を述べた。党の方針として「党議拘束を外す」などを掲げたが、具体的な政策は示さなかった。

 会見には、渡辺氏のほか大江康弘、荒井広幸、松下新平の参院議員3人も出席したが、渡辺、大江両氏と共に民主党に離党届を提出した姫井由美子参院議員は欠席、同日民主離党を撤回した。

 渡辺氏は、小沢一郎代表の無投票3選が確実となった党代表選の現状をとらえ「臨時国会でも同じ手法での参院への対応が続くだろう」と述べ、小沢氏の党運営の手法に改めて疑問を呈した。「各党各会派の懸け橋として我々の考え方を具現化する」と述べ、「第3極」としての意義を強調した。【小山由宇】

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