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2008年08月29日(金) 21時05分

「改革クラブ」が会見 自民からの資金提供は否定産経新聞

 新党「改革クラブ」を結成した渡辺秀央元郵政相ら参院議員4人は29日、国会近くの憲政記念館で新党結成の記者会見を開いた。渡辺氏らとともに民主党に離党届を出しながら、同日夜、離党撤回を表明した姫井由美子参院議員は欠席した。

  ■写真■姫井議員の離党撤回会見

 代表には渡辺氏、幹事長に荒井広幸参院議員、国対委員長に大江康弘参院議員が就任した。

 渡辺氏は「民主党の現執行部は参院を政局の道具にしている。良識の府にふさわしい参院を形成するため結党した」と強調。新党は党議拘束をかけない方針だ。

 新テロ特別措置法の延長問題など臨時国会への対応については「政府からどういう形の法案が出てくるか、見極めたい」と述べるにとどめた。一方で、補正予算や経済対策については「この不況を脱するため、かなり取り組んでもらわなくてはいけない」と述べ、政府与党と協議していく意欲を示した。

 自民党側から結党のための資金提供があったとの憶測が流れていることに対しては「ありません」と言下に否定した。

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