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2008年08月24日(日) 16時43分

伊香保の老舗旅館で22人食中毒産経新聞

 群馬県は24日、伊香保温泉の老舗旅館「福一」(渋川市伊香保町、福田朋英社長)が提供した食事を食べた20日の宿泊者22人が、下痢や腹痛、発熱などの食中毒症状を起こしたと発表した。
 同旅館には同日、1都2府7県147人が宿泊しており、県は患者数がさらに増える可能性が高いとして、各自治体を通じて宿泊者の追跡調査を行っている。
 県衛生食品課によると、食中毒症状を起こしたのは、20日に宿泊した東京都や埼玉県など1都1府3県の21〜92歳の男女。全員軽症で快方に向かっている。
 6人の患者と調理担当の従業員3人の便からノロウイルスが検出されたため、渋川保健福祉事務所は、同旅館が提供した20日の夕食か21日の朝食を原因とする食中毒と断定。県は24日から3日間の営業停止処分とした。同旅館は22日から営業を自粛している。
 「福一」は創業400年以上の老舗旅館で、平成19年1月には、県内を訪問した皇太子さまも宿泊されている。

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