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2008年08月22日(金) 11時06分

中国人のラッキーナンバー『888』ツカサネット新聞

オリンピックの開会式が8月8日の午後8時8分というのもあって、中国人にとってこのナンバーがいかに大事かということがわかる。これは中国語の8(バー)の発音が「財をなす」という意味の「發財(ファーザイ)」のファーの発音に似ているというのが理由である。

この日、入籍した中国人カップルは多い。新聞によると北京だけで入籍したカップルの数は14,591組。それでなくてもポピュラーな日、北京オリンピックの開催でさらにポピュラーになったようだ。日付が変わってすぐに入籍し、その後オリンピックのボランティアにでかけた人の姿もあった。たくさんのカップルの要望に応えて、通常は午前8:30から開くのだが、この日は7日の夜から婚姻課は大忙しだった。

忙しいのはここだけではなかったようだ。この日に赤ちゃんを産もうと計画的に帝王切開をする妊婦さんが多く、ベイビーラッシュ。そしてこの記念すべき日に産まれたベイビーの名前は当然のようにアオユン(オリンピックの意味)。あるサイトによると3,500人のベイビーたちがアオユンと名付けられ、その他5,000人はオリンピックマスコットのジンジン、フアンフアン、ベイベイ、インイン、ニニと名付けられた。

その日滞在したペナンでも大騒ぎ。マレーシアのペナン島の人口は6〜7割が中国人。地元英字新聞によると、先月世界遺産登録されたジョージタウンでは大きなスクリーンが設置され、ちょうどHungry Ghost Festival(中元節)なので、スクリーン前の席はオリンピックを見たいという精霊のために空席にするほどの配慮。
チャイニーズタウンホールには62組の新朗、新婦が駆けつけ、合同結婚式が行われた。

開会式の花火がコンピューターグラフィックスだったとか、明日のスターと言われた女の子は実は口パクだったとか数日後いろいろなことが判明したが、大勢のカップルやベイビーのママたちにとっては最高にハッピーな日だったに違いない。


(記者:みゆきりん)

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