記事登録
2008年08月21日(木) 16時39分

【夏休み限定スポット】ドラエティショップ・ドラやin六本木ヒルズツカサネット新聞

夏休み恒例の「ドラエティショップ ドラや」が各地でオープンした。文字通り、ドラえもん関連のグッズ販売や展示、ゲーム等各種催しなどがひとつのフロアでいっせいに行われるものだ。店内には、ご当地グッズや会場限定グッズなど、2000アイテムものドラえもんグッズを取り揃えている。

8月に入り、その「ドラや」が「ドラえもん」を放送しているテレビ朝日本社で開催されたので、さっそく行ってきた。

写真を見る

入場は無料である。会場入りして驚いたのは、小さな子どものいる親子連れのための催しかと思いきや、成人のみの来場者が予想を超えて多かったことだ。しかも、たんなる冷やかしではなく、グッズを買ったり、各種催しに参加したりしている。日本人だけでなく外国人も少なくなかった。おそらく、「ドラえもん」を見て育った世代なのだろう。

思えば、雑誌に漫画が連載されたのが1969年、テレビ朝日でレギュラー放送が開始されたのは1979年である。29年の間には初期のレギュラー声優も入れ替わった。21世紀に入って、日英バイリンガル版が出版されたり、韓国や台湾版の翻訳本も出版されたりした。世代も国境も超えて長く世に出ていることが、年齢層も国籍もまたがり支持層を広げることにつながったのだろう。これは、「サザエさん」の「長谷川町子記念館」でも見られる傾向だ。

ドラえもんグッズは、ピンバッジ、オリジナルキーホルダー、全国ご当地グッズ、おもちゃ、文房具、雑貨、アパレルなどが揃う。こういうものは、たとえば、筆入れを買えば鉛筆もノートも、というように、ひとつ買うと全て揃えたくなる。この日は開催日ではなかったが、ドラえもんとの記念撮影も行われる。

ワークショップは、「ドラえもん手作りクッキー教室」と、「ドラやオリジナルペタペタ焼き」「ドラえもん&ドラミねんどキャンドル」が開催された。

写真を見る

「手作りクッキー」は、クッキーの生地を参加者自身がのばし、ドラえもんの型をつける。そして、その場でオーブンに入れ、焼き上がったクッキーにはチョコとピーナッツバター2種類のクリームを挟んでクッキーサンドを作る。20分ごとに1回8名までの参加で実施されたが、とくに午後の部は大人から子どもまで参加する盛況ぶりで次々と予約でいっぱいになった。

「ペタペタ焼き」というのは、ドラえもんの絵に沿って熱で固まるインクを流し込み、パスタのペタペタ焼きのような平面上のドラえもんを作る。「ねんどキャンドル」はロウの塊から文字通り粘土細工のようにドラえもんやドラミちゃんを作りあげるものだ。これらは大人でもかなり難しい。

隣にはテレビ朝日の建物がある。こちらもグッズや土産品が販売され、大画面には番組のデモが映し出されていた。

なお、同局はご存じのように、企業テナントや高級マンション、最先端の流行ショップやレストランなどが作られている複合施設の六本木ヒルズ内にある。地下鉄六本木駅を5分ほど歩いたところから全景を眺めたが、総事業費約2700億円をかけた近代的な景観は、首都東京の人気スポットとしての説得力がある。遠方からの来訪者ならそれだけで土産話になるだろう。夏休みの1日をデジカメ片手に訪れては如何だろうか。

「ドラや」は8月8日(金)〜24日(日)までは六本木ヒルズのテレビ朝日本社ビル内で開催。8月12日(火)〜18日(月)までは三越仙台店・7階催事ホールでも開催される。


他の写真を見る



(記者:顰見倣)

■写真
写真撮影:顰見倣記者

■関連記事
顰見倣記者の書いた他の記事
「地域・地域情報」カテゴリー関連記事

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080821-00000016-tsuka-l13