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2008年08月19日(火) 12時00分

猛暑到来!?ノートPCのオーバーヒートを防ぎたい!R25

夏本番。いやあ、暑いですね。手元のノートPCも…熱い。PCがガンガン発熱しています。こんなに熱くなって、PCは大丈夫なんでしょうか? PCの故障に詳しい修理業者の方に聞いてみました。

「熱はPCにとって大敵です。PC内部の熱は主に、PCの心臓部であるCPUと、データを記録しておくハードディスクから発生します。そのため特にこの2つは、ハードディスク内のデータが失われるなど、過熱による故障を起こしてしまうことが多いんです。PCは普通、ファンでPC内部に空気を送り込み、冷やしているんですが、夏は内部を冷やすための外気の温度が上がっているので、PCが故障しやすい季節と言えるでしょう」(パソコン修理工房PCサポーターズ代表・蒲原さん)

PC内部の温度が上がりすぎると、故障を防ぐためにPCが自ら処理速度を遅くしたり、電源を強制的に落として温度を下げる仕様になっている場合もあるとか。故障も困るけど、PCがいちいち止まっていたら困りものです。どうしたらいいんでしょう?

「PCは普通、内部の温度が50度程度まで上昇しても動くよう設計されているので、基本的には大丈夫だと思います。ただ、やはり温度が上がりすぎるのはPCには良くないので、熱対策としてはファンの吸気口をふさがないことが第一。吸気口はノートPCの底面にある場合が多く、底面に本体を少し持ち上げる“足”がついている場合、それを使うと冷却効果が上がります」(同)

ホコリが詰まっても、ファンの冷却効果は失われてしまうそう。ソファやベッドの上でノートPCを使うのは、熱はこもるしホコリは吸うしで最悪だけど、PCを本などの上に載せて、デスクとPCの間に隙間を作るのは有効だとか。どうしても熱い場合は、扇風機やクーラーの風に直接当てて冷やすという荒業も。

そういえば「熱が出たときに頭に貼る熱さましのシートをPCに貼ると冷却効果がある」という、都市伝説(?)は本当に効果があるのでしょうか? PC用の熱さましのシート「冷え冷えパッドSX-P2」を販売しているエレコムさんに聞きました。

「弊社の『冷え冷えパッド』は、ノートPCの底面に貼ることで放熱性を高めます。底面の放熱性を高め、ひいてはPC内部の熱を早く発散させる仕組みになっています。原理は似ていますが、人間用の熱さましのシートがPCにも効果があるかどうかは…」(エレコム・新谷直子さん)

と、さすがに人間用ではその効果のほどは微妙なのかも。ただ、このような市販の「冷却」商品などを使った熱対策は、PCの使用環境次第では必要になりそうですね。いま一度、夏場の「PC熱対策」を見直してみては?
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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