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2008年08月19日(火) 18時22分

多摩南部地域病院の職員、患者の個人情報を記録したUSBメモリを紛失Scan

 財団法人東京都保健医療公社は8月8日、多摩南部地域病院において患者の個人情報を記録したUSBメモリの紛失事故が発生したと発表した。これは、同病院の研修医が、診療を行う際の個人的な勉強、また学会発表等の研究に用いるため、患者の個人情報データを保存していた私物のUSBメモリを紛失したというもの。

 紛失したUSBメモリには、同研修医が研修を始めた平成17年4月から現在まで担当してきた患者230名の情報が記録されていた。内容は、病歴の要約95名分(患者名、ID、生年月日、病名等)、退院療養計画書18名分(患者名、ID、治療計画等)、診療情報提供書及び報告10名分(患者名、ID、生年月日、病名、経過)、手術記録107名分(患者名、ID、手術日、術式)。同病院では許可なく私物USBメモリを持ち込み、使用することを禁じており、同職員に対しても厳正な対応をするとともに、再度職員への指導及び情報管理を徹底するとしている。


【関連リンク】
財団法人東京都保健医療公社:財団法人東京都保健医療公社多摩南部地域病院における個人情報を含むUSBメモリの紛失について
患者の個人情報を記録したUSBメモリを紛失(東京都立広尾病院)
医師が車上荒らしに遭い、個人情報を記録したPCなどを紛失(群馬大医学部付属病院)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080819-00000001-vgb-secu