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2008年08月18日(月) 09時04分

Facebook、国際化で MySpace を上回るjapan.internet.com

ソーシャル ネットワーキング サイト (SNS) 間の競争が国際化している。オンライン調査会社 comScore によると、Facebook、MySpace、Orkut、Bebo、Hi5 をはじめとする SNS 全体のユニークビジター数は、この1年間で25%増加したという。

SNS の人気競争と言えば、Facebook と MySpace の対決が定番だ。今年4月、Facebook は、MySpace を追い抜いて世界最大の SNS になった。今回の最新の調査報告では、今年6月のユニークビジター数に関して、Facebook が前年同月比で153%増だったのに対し、MySpace はわずか3%増だったことが明らかになった。

今年6月のユニークビジター数は、Facebook が1億3210万人で、MySpace は2番手の1億1760万人だった。

comScore は、Facebook の国際的な急成長の大きな要因として、15か国語以上の言語に対応したことを挙げた。

今回の調査結果は、とりわけ北米における広告売上とユーザー拡大が減速している今、オンライン メディア ブランドにとって、国際的なオーディエンスの重要性を改めて知らしめるものとなった。

北米では、今年6月における SNS 全体のユニークビジター数が、前年同月比で9%しか増加しておらず、横ばいに転じつつあるように見える。だが新興地域では、SNS へのトラフィックが依然として急増中だ。comScore によると、前年同月比でユニークビジター数が最も増加した地域は、アフリカおよび中東地域の66%増だったという。

サイト別に見たユニークビジター数の増加率が2番目に高かったのは、5600万人に倍増した Hi5 だ。comScore は、Hi5 のローカライズ戦略が奏功したとしている。増加率の点では、Friendster (50%増)、Orkut (41%増)、Bebo (32%増) も健闘した。

依然として米国では最大オーディエンスを擁する MySpace は、国際的な成長がほぼ横ばいに近いにもかかわらず、同社が重視する「ユーザーの関与」の面において成功を収めていると述べた。

MySpace は、comScore のデータを引用し、今年6月にユーザーが MySpace サイト上で過ごした時間が1年前に比べて20%増加していると述べ、サイト滞在時間の点で Facebook に対し3倍近く勝ると主張している。

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