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2008年08月15日(金) 19時47分

<リフォーム詐欺>元社長らに実刑判決 京都地裁毎日新聞

 リフォーム会社「幸輝」(大阪市北区)の詐欺事件で、特定商取引法違反と詐欺の罪に問われた元社長の谷尻浩被告(43)らの判決公判が15日、京都地裁であった。増田耕児裁判長は「会社ぐるみの犯行。被害者は老後の生活費を支払い、結果は重大」として谷尻被告に懲役4年6月(求刑・懲役6年)を言い渡した。

 幸輝は05年、リフォームで全財産を失った埼玉県富士見市の認知症姉妹と契約を交わした業者の一つで、悪質リフォームが社会問題になるきっかけともなった。この日は元幹部らの判決もあり、元営業本部長、浜田宏一郎被告(40)に同(求刑・同)▽元施工管理部長、南亘被告(64)に同3年(同5年)▽元営業部次長、森本稔被告(48)に同3年6月(同)▽法人としての同社に求刑通り罰金300万円−−を言い渡した。全員控訴した。

 判決によると、谷尻被告は05年2〜5月、従業員と共謀し、京都市下京区の女性(当時77歳)ら4人に「地震で家が崩れる」とうそを言って屋根裏補強工事をし、現金358万円をだまし取った。【熊谷豪】

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