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2008年08月13日(水) 02時08分

<院内感染>セラチア菌一致…死亡患者と点滴 三重・伊賀毎日新聞

 三重県伊賀市の診療所「谷本整形」(谷本広道院長)の院内感染問題で、今年6月9日に診療所で鎮痛剤の点滴を受け翌日に死亡した伊賀市の無職、市川満智子さん(当時73歳)から検出されたセラチア菌のDNAが、同じ9日に点滴を受けた後に入院した患者の血液や点滴の残液から検出されたセラチア菌のDNAと一致したことが三重県警の調べで分かった。市川さんの死亡と院内感染との関連が強まったとして県警は容疑を業務上過失傷害から業務上過失致死に切り替えることを視野に入れて調べを進める。

 9日に点滴を受けて入院した患者と、院内の点滴の残液や消毒綿の容器から検出されたセラチア菌のDNAは三重県の調べで既に一致していることが分かっている。県警は外部の検査機関に委託して市川さんから検出された菌と、他の菌の遺伝子レベルでの照合作業を進めていた。【岡大介】

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