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2008年08月12日(火) 11時08分

サッカー日本代表・森重がシュートを外して大批判!オーマイニュース

 8月7日(木)に行われた北京オリンピックのサッカー日本対アメリカは、1-0でアメリカが勝利し、日本は痛い敗戦となりました。

 壮行試合のアルゼンチン戦と全く同じような試合展開で、右サイドの内田を中心に、何度もチャンスを作りながらも得点できず、 無得点での敗戦。

 このアメリカ戦で、大きなチャンスを逃した森重真人選手(大分)の「外しっぷり」が、サッカーファンのみならず多くの人から批判を浴びています。

 その場面は右サイドから内田選手がセンタリングを上げ、ゴール前にフリーで走りこんだ森重選手が、ボールをミートできず(うまくけることができず)、シュートを枠外に外してしまったというもの。

・内田選手からいいセンタリングが上がった
・ゴール前でフリーだった
・空振りに近いシュートミス

 「誰がやってもゴールできそうな状況」であったために、

・日本が負けた悔しさ
・致命的なミスを犯したにもかかわらず、少し笑顔のようにも見えた
・試合後のコメントで明確な反省のコメントが見られない、また「ボールの方向が変わった」というコメントの情報が流れた

などの状況が加わって皮肉と笑いと批判が混ざり、やり玉に挙げられたというわけです。

 その場面はインターネット上の動画サイトなどにアップされたり、サッカーファンのブログにアップされたりし、そこにさまざまな批判や意見が挙げられています。

 テレビとネットの情報のみですが、判断した私の見解は、まず、たしかに、グラウンドの状態が悪く、デコボコだったようで、イレギュラーでコースが変わったのかもしれません。また、手前で相手GKが触ったのかもしれません。ただ、森重選手はシュートをするべく足を振りぬいています。

 あの状況、ポジション、センタリングのボールから判断すると、インサイドキックで合わせれば(足に当てれば)、間違いなくゴールできます。

 「合わせるだけ」と思い、待ち構えていれば、多少イレギュラーであっても、ゴールに押し込むことは可能だったはずです。そのことから考えても、プロとして絶対に決めなければならない状況であり、批判されても仕方がないと思います。

 このような場面があると、サッカーファンは2006年W杯、日本対クロアチア戦の柳沢選手を思い出し、そのことも引き合いに出され、皮肉やギャグとなり、さらに話題になっています。

 ここ数年、使い古されており、個人的には安易に使いたくない言葉「得点力不足」がこのシーンにより、また引き合いに出され、議論されるでしょう。

 批判の一方で批判に対する“批判”の意見もあります。私は「選手の個人的なことやプレー、試合に関係ない批判、ヤジ」はすべきではないという考えですが、あくまでも「プレーやミス」に対する批判は、どんどんすべきだと思います。

 日本が得点できない1つの推論に「ゴール前でのプレッシャーに弱い」という考え方がありますが、だとすれば、甘やかすのは逆効果で、批判すべきプレーはきちんと批判し、精神的にも育てることが必要だと思います。あくまでも、誹謗・中傷ではなく、技術論のみでです。

(記者:白石 竜次)

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