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2008年08月11日(月) 14時45分

「Netbook」市場、Lenovo 参戦で第4四半期に本格的なシェア争いへjapan.internet.com

Lenovo は4日、同社初となる10.2インチディスプレイの低価格ノート PC「IdeaPad S10」と、8.9インチディスプレイの「IdeaPad S9」を発売することを発表した。

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今回 Lenovo が発表した「IdeaPad シリーズ」は、これまでに発表された ASUSTek、Dell、Acer、MSI、Gigabyte の Netbook と同様に、インテル Atom プロセッサを搭載する。また、各社の Netbook は全て9月末には発売される見通しとなって、Atom プロセッサの供給安定とともに、第4四半期には激しいシェア争いが繰り広げられるだろう。

昨年10月、ASUSTek が先陣を切って開拓した超低価格ノート PC 市場だが、同社の「Eee PC シリーズ」は、既に10機種が発表されている。「Eee PC シリーズ」はカテゴリー別に3種類に分類され、その中でも低価格機に位置づけられている「Smart Casual シリーズ」には、701、900、901、904、1000があり、続いてより性能を向上させた「Ultimate」および「PRO Fashion」が今後発売される予定である。

販売店関係者は、「Netbook の登場が大幅な市場拡大をもたらすのではなく、Netbook はこれまでのノート PC 市場の一部を取り込むだけである」と語り、さらに「これまでのノート PC 業者は Netbook の出現に対して好意を持っていない。しかし市場の流れが Netbook に向かっている以上、この市場に進出せざるを得ない」と指摘した。

現時点では Netbook の代名詞でもある ASUSTek の「Eee PC」が市場をリードしている。Dellと Lenovo は中国、米国市場での販売力があり、また、Acer も過小評価出来ない。しかし何れにせよ、ASUSTek と Acer が設定している500万台の販売目標達成は簡単ではなく、第4四半期には激烈なシェア争いの下、供給過剰による在庫積み上がりと値下げ競争が始まるかもしれない。

記事提供:EMS One

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