記事登録
2008年08月10日(日) 02時50分

五輪陸上 野口、欠場も検討 腰に違和感、精密検査毎日新聞

 北京五輪陸上女子マラソン代表の野口みずき(30)=シスメックス=が、スイス・サンモリッツでの高地合宿から予定を早めて今月4日に帰国した後、通院しながら精密検査を受けていたことが9日、明らかになった。専門の医師の診断を元に所属チームの藤田信之監督らが出場の可否を検討している。17日の五輪本番レースが近づいており、出場しても連覇を狙う走りができるかどうか懸念される状況になった。10日には、藤田監督と日本陸上競技連盟の沢木啓祐専務理事が記者会見を開いて説明を行う。

【写真特集】北京五輪 ビーチバレー、サッカー、水泳…2日目ハイライト

 関係者によると、野口はスイス合宿中に腰の違和感が強まった。9日には帰国後2度目の磁気共鳴画像化装置(MRI)検査などを受けている。レース本番まで10日間を切った段階で、連日通院検査に臨むのは極めて異例。北京入り前に予定していた北海道での合宿も取りやめた。関係者は「入院はしていないが、詳しく検査して調べているのは事実。その結果を見てからでなければ今後のことは判断できない」と話している。

 女子マラソンの日本勢は、92年バルセロナ、96年アトランタ両五輪で有森裕子が連続メダルを獲得し、00年シドニー五輪で高橋尚子が優勝。04年アテネ五輪まで4大会連続で日本選手が表彰台に立っている。

【関連ニュース】
五輪陸上:野口 予定早めて帰国していた
【写真特集】大阪国際女子マラソン:福士失速
【写真特集】北京五輪 日本選手団が堂々入場 開会式
【写真特集】北京五輪 主な競技会場
【写真特集】名古屋国際女子マラソン:初挑戦・中村がV 高橋尚子は

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080810-00000002-maip-spo