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2008年08月09日(土) 18時57分

野口みずき連覇ピンチ! 腰に違和感で検査産経新聞

 アテネ五輪女子マラソンの金メダリストで、今大会で女子史上初の2連覇を目指す野口みずき(30)=シスメックス=が、腰に違和感を訴えて複数回検査を受けていたことが9日、分かった。野口は、高地合宿先のスイス・サンモリッツから予定より3日早い今月4日に帰国していた。

 関係者によると、野口は帰国翌日の5日と9日にMRI(磁気共鳴断層撮影)検査を受けた。腰に違和感を訴えているといい、検査結果を受けて、担当医らと藤田信之監督らが17日のレースに出場するかしないかを慎重に見極める方針。関係者は「今後、どのような練習ができるかを考えている」と語った。

 野口は、アテネ五輪前にも風邪をひいた後に腰の張りを訴えて周囲を不安にさせた。また、もともと腰に負担がかかりやすい走り方だったこともあり、フォームを改良。ウエートトレーニングなどで体幹部分の強化に取り組んできた。

 当初はサンモリッツから帰国後、北海道で最終調整を行い、13日に北京入りする予定だった。五輪女子マラソンは、00年のシドニー大会での高橋尚子(ファイテン)、アテネの野口に続き、日本勢の3連覇もかかっており、日本の有力な金メダル候補にあがっている。(北京 金子昌世)

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