2008年08月09日(土) 00時49分

母国で旗手、壮観な姚明＝「小英雄」とともに行進〔五輪・開会式〕（時事通信）

　一時は聖火点火者の有力候補に挙がっていた中国の姚明が、アテネ五輪に続き2大会連続の旗手を務めた。米プロバスケットボール協会（NBA）のロケッツで活躍する英雄。開会式前、「あの競技場を歩いた時にどんな気持ちがするものなのか分かるだろう。特別なことはしないけど、すごく楽しみにしている」と4年前とは違う母国での大役に臨んだ。
　姚明の横には5月の四川大地震の際、震源地で同級生を助け「小英雄」と言われている9歳の小学生、林浩君の姿も。2メートル26センチの大男が五星紅旗を手にすると、中国の強さを象徴する壮観さだ。
　今大会、中国は総勢1099人（選手639人）の大選手団を編成した。総メダル獲得数でも米国をトップの座から引きずり下ろす勢い。「僕のバスケットでは、欧州諸国や米国がすごく強くなっている。中国にとっては厳しい挑戦になるけど、8位入賞を目指してプレーする」とチームを引っ張る。（北京時事）

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