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2008年08月09日(土) 00時46分

<北京五輪>韓国と北朝鮮、自国旗掲げ別々に行進毎日新聞

 【北京・西岡省二】韓国と北朝鮮が00年シドニーと04年アテネの2大会連続で続けてきた五輪開会式の合同入場行進は、南北関係悪化の結果ついに北京で途絶えた。

 開会式では韓国選手団が176番目、その後フィジー、カメルーン、モンテネグロの3カ国を挟んで北朝鮮選手団が180番目に入場。双方とも旗手は自国旗を掲げた。

 韓国選手団が入場すると、貴賓席の李明博(イミョンバク)大統領夫妻が立ち上がり、大きく手を振った。一方、北朝鮮選手団が入場すると、中国の友好国とあって観客席から大きな歓声が上がった。

 過去2大会では、南北選手団は朝鮮半島の描かれた「統一旗」を先頭に入場し、国際社会に南北和解ムードをアピールした。だが今回は一転、南北関係に大きな亀裂が生じていることを印象づけた。

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