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2008年08月08日(金) 16時03分

ウイルス対策ソフト、利用最多は「無料版」——アイシェア調べjapan.internet.com

株式会社アイシェアは20〜40代の男女に対し、「コンピューターウイルスに関する意識調査」を実施、2008年8月8日、調査結果を発表した。

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調査対象は、同社の提供する無料メール転送サービス CLUB BBQ の会員547名。男女比は、男性:52.3%、女性:47.7%。年代比は、20代:20.1%、30代:45.9%、40代:25.2%、その他:8.8%。調査期間は、2008年7月25日〜28日の4日間。

電子メールや一部のファイル共有ソフトを介してコンピューター内に侵入し、挙動を乱したり大切なデータを流出させたりするコンピューターウイルス。その有効な対策のひとつであるウイルス対策ソフトの導入状況や意識について調査した。

コンピューターウイルスの感染経験が「ある」と答えた人は、全体の44.8%、「ない」が43.9%、「わからない」が11.3%。

ウイルス対策ソフトの導入状況を複数回答形式で聞いたところ、「無料のウイルス対策ソフトを導入」が31.1%、「本年度版のウイルス対策ソフトのダウンロード版を購入」が26.4%、「本年度版のウイルス対策ソフトのパッケージを購入」が19.8%、「パソコン購入時の対策ソフトを利用」が15.0%、「プロバイダのウイルス対策を利用」が11.4%の順だった。

一方で「導入していない」人が7.0%、「パソコン購入時の期限付き対策ソフトを利用」している人も5.7%。男女別では、男性の36.4%が「無料のウイルス対策ソフトを導入」と最も多く、女性では「本年度版のウイルス対策ソフトのパッケージ版を導入」が27.7%で最も多かった。

また、ウイルス対策ソフトを「導入していない」人の23.7%がウイルス感染経験者で、ユーザーのウイルス対策に対する認識の甘さが浮き彫りとなった。

市販のウイルス対策ソフトを選ぶ際に重視することを複数回答形式で聞いたところ、「購入価格」52.7%、「更新料」45.7%といったコスト面に加え、「パソコンへの負荷」49.0%や「他のソフトとの相性」17.6%といった動作への影響も重視。

併せてスパム対策やファイアウォールといった「機能」が44.6%、ウイルスの「検出率」が27.1%と、安全面にも配慮して選んでいる様子がうかがえた。

信頼できるメーカー製による「安全性」とパソコンに負荷をかけない「パフォーマンス性」を兼ね備え、なおかつそれに見合う「コストパフォーマンス」を持つウイルス対策ソフトこそ、ユーザーが求める条件といえそうだ。

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