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2008年08月07日(木) 08時02分

野口、緊急帰国!調整ミスかスポーツ報知

 女子マラソンで連覇を狙う野口みずき(30)=シスメックス=が、五輪前の最終長期合宿だったスイス・サンモリッツでの高地合宿を切り上げ、4日帰国していたことが6日、分かった。本来は7日に帰国予定だった。直前での緊急スケジュール変更が、レースにどう影響を与えるか懸念される。

 野口が、最終調整のスケジュールを土壇場で緊急変更した。関係者によると、サンモリッツから日本に戻ってきたのは4日。当初の予定を3日早めての帰国となった。

 野口は7月4日から合宿に入り、高地で1か月以上のトレーニングを積み、帰国後は北海道で最終調整する予定だった。短縮の理由は「高地で疲労が蓄積して動きが小さくなったため、起伏の多いサンモリッツを早めに離れ、より平たんな国内の練習コースで動きの最終チェックをすることにした」ためだという。

 過去に予定を早めて“極秘帰国”した例では、1月に、調子が上がらないために中国・昆明合宿を切り上げたことや、3月の同地の合宿でも原因不明の湿疹(しっしん)に見舞われ、同じように期間を短縮したことがある。また、昨年2月のロンドン・マラソン前の合宿は、アキレスけんの炎症で短縮し、帰国した例もある。この時は同レースを欠場するほどだった。

 過去の例はいずれも故障や不調がらみ。関係者によると、今回は「故障ではない」という。13日に北京入りする予定も変更はない。ただ、これまでのレースは10日前に高地合宿を終えるのが通例だった。最終段階での予定変更がどう響くか、軌道修正はできるのか。17日のレースまであと10日。予断を許さない状況といえそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080807-00000103-sph-spo