記事登録
2008年08月06日(水) 21時50分

給食費値上げ3950円に/伊勢原市立小学校カナロコ

 伊勢原市教育委員会は六日、市立小学校の給食費月額三千七百円を九月から6・8%増の三千九百五十円に値上げすると発表した。原油の高騰などに伴う食材の値上がりが要因で、消費税率アップに合わせた一九九八年四月以来、約十年ぶりの値上げとなる。

 同市教委によると、小学校長や給食主任、栄養士、PTAでつくる市学校給食会が給食費の改定を含めた今後の方針について検討。最終的に、市小学校長会で値上げを決定した。

 給食食材の急激な値上がりを受け、市内の各小学校で高価な食材を安価なものに変更。豚肉では赤身から脂身付きに部位を変え、デザートやジャム類の回数を減らすなど献立を工夫する自助努力を行ってきた。

 しかし「給食の質を維持し、年間の給食回数百八十回を確保するには限界に達している」(市教委)と、値上げに踏み切った。今回の値上げで、一食平均単価は二百二十六円から二百四十一円となるという。

 給食費の改定については既に、保護者へは夏休み前の七月初めに通知した。市民にも八月十五日号の広報で周知を予定している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080806-00000029-kana-l14