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2008年08月03日(日) 12時37分

東京ビッグサイトでエスカレーター急停止、60人転倒読売新聞

 3日午前10時ごろ、東京都江東区有明3の東京ビッグサイト西展示棟で、1階と4階を結ぶ上りエスカレーター(高さ16メートル)が急停止し、乗っていた約120人のうち約60人が転倒した。

 警視庁東京湾岸署や東京消防庁によると、21人が手や足などに痛みを訴え、うち10人が足を切ったりして病院に搬送されたが、いずれも軽傷。同署は業務上過失傷害の疑いで原因を調べている。

 同署副署長によると、会場では午前10時からアニメのキャラクターのフィギュアを展示・販売する「ワンダーフェスティバル」が開かれていた。開場直後、長さ約30メートルの上りエスカレーターに係員の先導で入場者が乗り込み、約20メートル動いたところで突然停止。下り方向に動き始めたため、入場者がバランスを崩し、乗り口付近で折り重なるように倒れた。逆走に気付いた会場関係者が緊急停止ボタンを押したという。

 実行委員会によると、開場時には約1万人が入場を待っていた。

 都によると、このエスカレーターは「日本オーチス・エレベータ」(中央区)製。名古屋市営地下鉄の久屋大通駅で今年5月、同様に急停止して14人が負傷した事故と同型で、国土交通省が緊急点検を指示した65基の中に含まれていたが、異常は見つからなかった。

 名古屋の事故ではモーター付近のボルトが折れていた。同社によると、先月29日に行った定期点検や、3日朝には異常はなく、事故後の目視による点検でも、モーター付近のボルトは折れていなかったという。

 東京ビッグサイトでは、イベントの運営会社に、エスカレーターのステップに続けて2人以上を乗せないよう指導していたが、目撃者によると、事故当時、各ステップに2〜3人が乗っていたという。日本オーチスの広報担当者は「テレビ映像を見る限り、異常な乗り方」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080803-00000009-yom-soci