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2008年08月03日(日) 03時05分

「家族殺し死のうと思った」と父殺害の長女読売新聞

 埼玉県川口市で7月、会社員の父親(当時46歳)を刺殺したとして逮捕された私立中学3年の長女(15)が、「すべてがいやになった。特に人間関係に疲れ、家族(全員)を殺して自分も死のうと思った。以前から考えていた」と供述していることを2日、県警幹部が明らかにした。

 県警は、母親(49)や弟(12)ではなく、一番力の強い父親を最初に殺害しようとしたとみて詳しい動機などについて調べている。

 県警幹部によると、長女は今月に入り、「全部を無くしたかった。家族に特別な恨みはなかった。お父さんを殺してごめんなさい」と話し、逮捕後初めて涙を流した。

 長女は当初、「殺害直前まで寝ていた。父親が家族を殺す夢を見たので殺そうと思った」と虚偽の説明をした。その理由を、「残った母親と弟につらい思いをさせるので、本当のことを言えなかった」と供述している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080802-00000048-yom-soci