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2008年07月31日(木) 11時41分

<外務職員>宿泊代払わず293泊1538万円毎日新聞

 外務省経済局の男性職員(40)が昨年4月までの約10カ月間、東京都内のホテルのセミスィートルームに宿泊し、約1500万円の宿泊代金を支払っていないことがわかった。

 関係者の話によると、この職員はこのホテルの経営者の以前からの知人で、個人的な事情で自宅を出た後、06年6月から07年4月まで計293泊にわたってホテルに宿泊した。1泊の料金は5万2500円で合計で約1538万円になったが、職員が代金を支払わないためホテル側が今年7月に職員に請求した。職員はホテル側に謝罪し、29日に外務省に事態を報告した。

 職員はホテル側に「金額が大きいのですぐには払えないが、代金は支払う」と説明しているという。ホテルの支配人は「社長の知人なので支払いを待った。代金を払っていただければ問題はない」と話している。

 外務省はこの職員がホテル側に便宜を図っていなかったかなどを含めて事情を聞いている。外務省人事課は「基本的に職務外の個人的な話なので当事者間で解決するよう指導している。事情聴取の結果によって、社会通念上不適切な面があり、必要と判断すれば処分することも検討する」としている。【須藤孝】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080731-00000039-mai-soci