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2008年07月31日(木) 09時11分

原子力空母G・ワシントン 喫煙で火災と艦長更迭スポーツ報知

 米海軍は30日、横須賀基地(神奈川県横須賀市)へ配備予定の原子力空母ジョージ・ワシントンで5月に起きた火災の監督責任を問い、ダイコフ艦長(海軍大佐)を更迭した。規則に反した喫煙による火が、不適切に置かれた可燃性の液体などに引火したのが出火原因とみられると発表した。

 綱紀の乱れが火災につながったことが明らかになり、配備を控える地元の不安がさらに高まりそうだ。

 海軍は、ジョージ・ワシントンが8月21日、修理を続けていたカリフォルニア州のサンディエゴ基地を出航し、9月下旬に横須賀に到着するとしている。

 火災は南米沖の太平洋上で5月22日(現地時間)に発生。海軍によると、37人が負傷し、鎮火までに約12時間がかかった。

 ジョージ・ワシントンは横須賀を事実上の母港としてきた通常型空母キティホークの後継艦。(共同)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080731-OHT1T00108.htm