北朝鮮の国立交響楽団を今年九月に英国に招き公演を行う計画が、資金繰りの問題から延期される見通しとなったことが３１日分かった。英国で同楽団招請を中心になって進めているオペラ歌手スザンナ・クラークさんが共同通信に明らかにした。
北朝鮮で公演したこともあるクラークさんによると、スポンサーとなる一部金融機関が資金支援を辞退したことが延期の原因の一つとなった。
このため、クラークさんは公演を英国だけでなくニューヨークと韓国でも実施することを検討、既に米韓両政府にも協力取り付けの打診を始めたという。
北朝鮮国立交響楽団の英国公演は今年２月に米ニューヨーク・フィルハーモニックが北朝鮮で初めて公演を行ったことを機に構想が浮上、北朝鮮側も積極的とされている。（共同）
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080731-OHT1T00107.htm