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2008年07月31日(木) 06時01分

たむけん焼き肉店4日で営業再開!名古屋店は満席だスポーツ報知

大阪・南船場店が開店した午後5時、従業員全員が店頭でおわびをした

 客4人が食中毒になったとして営業禁止処分を受けていた、お笑いタレント・たむらけんじ(35)経営の焼き肉店「炭火焼肉 たむら 名古屋店」が30日、名古屋市保健所の許可を受け、4日ぶりに営業を再開した。27日から営業自粛中だった大阪・蒲生本店と南船場店も同時に再開。生レバーなどメニュー10種は当面提供しないが、名古屋店では開店直後に満席になるなど、復活を待ちわびたファンが押し寄せていた。

 食中毒問題で一時営業停止に追い込まれていた「炭火焼肉たむら」が、早くも再開にこぎつけた。

 先月6日に3号店としてオープンしたばかりの名古屋店は食中毒の疑いで、27日から営業を自粛。翌28日には営業禁止処分を受けていた。14日に同店で生レバーやユッケを口にした男性客4人が、下痢・発熱の食中毒を発症。名古屋市の保健所が立ち入り調査、客と店から細菌「カンピロバクター」を検出した。

 店側では他の3店舗も合わせ、27日から営業を自粛。保健所の指導を受け、衛生管理体制の見直しに取り組んでいた。

 名古屋市は施設の消毒や従業員への講習、衛生検査などを実施。再発の危険性はないと判断し、営業禁止処分を解除した。名古屋店は被害客からの承諾も得て、午後5時に大阪・蒲生本店、南船場店とともに再オープン。中毒の危険性がある生レバー、ユッケなど10種類のメニューは、各店とも当面提供しないという。なお、兵庫・須磨海岸の「須磨海の家店」は、31日から再開される。

 たむけんはこの日、大阪府内でのテレビ番組ロケに終日参加。店舗でのあいさつはなかったようだが、同店のホームページで「『炭火焼肉たむら』従業員一同、一丸となって食品衛生管理に取り組み、みなさまに愛される笑顔があふれるお店を目指してまいります」とのコメントを発表した。

 大阪・中央区の南船場店では午後5時、従業員約15人が店外にズラリと整列。店長の中島治彦さん(27)が再開を宣言し、全員で頭を深々と下げた。中島さんは「正直、従業員はかなり落ち込んだ。お客様には何らかの形で、お返ししたい」と神妙な表情。再開時の客は、岸和田市の男女5人グループが1組。1か月前に予約しており「肉はよく焼いて食べます」と、ギャグを交えて話した。

  一方、問題となった名古屋店は営業自粛前と変わらない盛況ぶり。責任者の元お笑いコンビ「ビッキーズ」の木部信彦さん(36)によると、午後6時前で84席の店内は満席。5組が空席待ちをしていたという。再開時のあいさつでは、来客から拍手も送られたといい、木部さんは「ありがたい。期待に応えるためにも、衛生管理・サービスをしっかりやっていきます」と、一安心とともに気を引き締めていた。

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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080731-OHT1T00067.htm