記事登録
2008年07月31日(木) 00時09分

坂田が判定で4度目防衛 WBA世界フライ級戦中国新聞

 ボクシングのフライ級ダブル世界タイトルマッチ各12回戦は30日、東京・国立代々木競技場で行われ、世界ボクシング協会(WBA)チャンピオンの坂田健史さかた・たけふみ(協栄)が挑戦者で同級3位の久高寛之ひさたか・ひろゆき(仲里ATSUMI)を3—0の判定で下し、4度目の防衛に成功した。

 坂田は終始攻め続けてポイントを重ねた。戦績は39戦33勝(15KO)4敗2分け。世界初挑戦でタイトルに及ばなかった久高は24戦16勝(5KO)7敗1分けとなった。

 世界ボクシング評議会(WBC)チャンピオンの内藤大助ないとう・だいすけ(宮田)は、同級13位で日本王者の清水智信しみず・とものぶ(金子)と対戦し、10回にKO勝ちして3度目の防衛に成功した。

◇   ◇

 【評】坂田がスタミナを生かした強さを見せつけた。立ち上がりの不安定さも最小限にとどめた。ペースを握り始めた中盤以降は、手数の多さで休みなく攻めて相手に圧力をかけ、着実にポイントを稼いでいった。世界初挑戦の久高は時折タイミングの良いパンチは当てたものの、単発だった。タイトル奪取にはもう一段上の実力が必要だろう。(中居)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200807310123.html