ボクシングのフライ級ダブル世界タイトルマッチ各12回戦は30日、東京・国立代々木競技場で行われ、世界ボクシング協会(WBA)チャンピオンの
坂田は終始攻め続けてポイントを重ねた。戦績は39戦33勝(15KO)4敗2分け。世界初挑戦でタイトルに及ばなかった久高は24戦16勝(5KO)7敗1分けとなった。
世界ボクシング評議会(WBC)チャンピオンの
【評】坂田がスタミナを生かした強さを見せつけた。立ち上がりの不安定さも最小限にとどめた。ペースを握り始めた中盤以降は、手数の多さで休みなく攻めて相手に圧力をかけ、着実にポイントを稼いでいった。世界初挑戦の久高は時折タイミングの良いパンチは当てたものの、単発だった。タイトル奪取にはもう一段上の実力が必要だろう。(中居)