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2008年07月31日(木) 00時00分

広島などの12人B型肝炎提訴中国新聞

 乳幼児期の集団予防接種で注射器が使い回され、B型肝炎ウイルスに感染したとして国に損害賠償を求めている集団訴訟で、広島市などの原告12人が30日、広島地裁に2次提訴した。広島のほか、鳥取、東京、大阪など全国5地裁でも同日、提訴があった。

 訴状などによると、訴えたのは広島、呉、三原市などに住む32—61歳の男女で、慢性肝炎、肝硬変の患者9人と無症候性キャリアー3人。「遅くとも1948年には感染の危険性があるとの医学的知見が確立していたのに、国は注射器の交換や消毒などの指導を怠った」などとして、症状に応じ1人当たり5500万—1650万円の支払いを求めている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200807310015.html