記事登録
2008年07月31日(木) 17時29分

<北京五輪>「大気汚染より暑さと湿気が問題」…豪州の医師毎日新聞

 【北京・杉尾直哉】北京五輪のオーストラリア選手団の健康管理を担当するバクイエ医療部長が31日会見し、「我々の選手にとって北京の大気汚染のリスクはない。それよりも暑さと湿気が問題だ」と述べた。選手村で提供される食事については「厨房(ちゅうぼう)の裏まで見せてもらった。飲料水を含め、中国当局が食材を厳選し、厳しく衛生管理をしているのが分かった」と評価した。

 大気汚染に関連して同部長は、選手たちの健康検査を北京入り前に集中的に行ったことを明らかにした。北京でぜんそくを悪化させそうな選手を割り出して、医療的な手当てを施しているという。水泳選手勢のうち約3割が、ぜんそくの不安を抱えていることを確認したが、同部長は「割合は高くても対策は万全だ」と説明した。

【関連ニュース】
北京交通状況:渋滞、事故、大気汚染など改善…五輪組織委
北京五輪:中心部の緑地率は43%に上昇…組織委アピール
北京五輪:地下鉄の新3路線開通…首都空港と五輪公園結ぶ
北京五輪:交通規制策本格スタート…告知徹底、混乱なく
中国:地下鉄3路線を今週末に開業 五輪に向け建設

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080731-00000061-mai-spo