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2008年07月30日(水) 12時24分

窯でCO中毒か パン店で12人倒れるスポーツ報知

 30日午前7時50分ごろ、大阪市東住吉区山坂3丁目のパン製造販売「ベーカリーファクトリー ゴッホ」から「窯でパンを焼いていたら人が倒れた」と119番があった。市消防局によると、従業員の男女10人と客の女性(34)、女児(4)の計12人が病院で手当てを受けた。このうち19歳と28歳の女性が重症。

 換気扇が止まっていたため一酸化炭素(CO)中毒になったとみられ、東住吉署は業務上過失傷害容疑で現場検証し、原因を詳しく調べる。同店はパン好きの人たちに人気という。

 調べでは、現場は4階建てビルの1階の店舗兼作業場。当時、従業員約10人、客3、4人がいた。午前4時半ごろから仕込みを始め、同7時に開店。同7時半ごろから、パンを焼いていた。

 近所の60代の女性は「サイレンが聞こえて外に出ると、人が担架で運ばれていた。頭を押さえて痛そうにしている人もいた」と驚いた様子だった。

 現場はJR阪和線南田辺駅の南約500メートルの住宅街。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080730-OHT1T00188.htm