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2008年07月30日(水) 12時24分

すかいらーく社長退任を投資会社2社が要求スポーツ報知

 外食大手のすかいらーくの主要株主である野村ホールディングス傘下の投資会社「野村プリンシパル・ファイナンス」と英投資ファンド「CVCキャピタルパートナーズ」が、創業一族の横川竟社長の退任を求めていることが30日、分かった。

 すかいらーく経営陣は2006年、投資会社2社から出資を受け、自社買収(MBO)を実施した。投資会社側はすかいらーくの業績が改善せず、リストラも遅れていることから、トップ交代を迫ったとみられる。

 横川社長は続投の意向を示しており、投資会社や銀行団と協議を続けている。

 すかいらーくの株式は、野村プリンシパルが昨年末時点で約61・6%、CVCキャピタルが約35・7%を保有している。

 MBOを実施した際の契約では、投資会社側が社長を退任させるには、2社に融資しているみずほ銀行、新生銀行を中心とする銀行団の了承が必要とされる。

 銀行団は今後、すかいらーく経営陣と投資会社の双方から主張を聞き、横川社長の進退を判断する見通し。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080730-OHT1T00187.htm