記事登録
2008年07月30日(水) 11時33分

「副都心線」に乗ってみたが…オーマイニュース

 6月14日に開業した「副都心線」は、和光市と渋谷を結ぶ、計画路線としては“最後”の地下鉄となっている。開業当初は大変な混雑が予想されたので、乗るのを遠慮していた。そろそろ落ち着いてきたことと思い、平日の7月28日に「渋谷」から乗ってみた。

ほかの写真をみる

 井の頭線渋谷駅からマークシティのエスカレーターを降りて左側を見ると、「F」を茶色の円で囲んだマークが見えた。そこを地下に向かって降りていく。途中までは従来の通路を共用しているが、しばらく案内に沿って進むと新しい通路がひらけてくる。平日ともあり、ガランとしていて、まるで未来都市に来たみたいだ。

 改札を入ると、すぐ目の前に「3、4番線」の案内がある。行く先の表示を見ると、なんとどちらも同じだった。「えっ! どっちに行くの?」と一瞬、戸惑った。何度みなおしてみても案内文字に違いはない。適当に3番に下りていった。なんと下にきたら、なんと言うことはない。ホームの端がつながっていて、4番にも3番にも行けるようになっているではないか!

 電車の来る時間を知らせる表示を見たら、どうも「3番線」は「急行」が来るホームであった。であったら、はじめから、「3番は急行」「4番は普通」と表示しておけばわかりやすいのに…… と思う。でも、その時はたまたま「3番線に急行が来た」だけで、ほかの時間帯には「4番線に急行」が来ることもあるのかな? と、変に納得してしまった。

 工事に長い期間を要した「副都心線」だが、大変困難な工事だったとも聞く。“ハード”の面を整備するのにせいいっぱいで、“ソフト”の部分は少し手薄になったのかもしれない。これからはもっとわかりやすい表示等、改善されるよう望む。

(記者:工藤 和江)

【関連記事】
工藤 和江さんの他の記事を読む
【関連キーワード】
東京メトロ
副都心線

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080730-00000003-omn-l13