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2008年07月29日(火) 11時51分

警視総監に米村敏朗官房長 官房長に片桐生安局長が就任 8月7日付産経新聞

 国家公安委員会は29日、警視庁の矢代隆義警視総監(58)が退任し、後任の第87代警視総監に警察庁の米村敏朗官房長(57)を起用する人事を決めた。発令は8月7日付。東京都公安委員会の同意を得て福田康夫首相の承認を受け、29日の閣議で了解された。

 矢代総監は東大法卒。昭和48年に警察庁に入り、交通企画課長、大阪府警警務部長、埼玉県警本部長、警察庁官房審議官(交通局担当)を歴任。交通局長を経て平成19年8月から現職。

 総監就任直後に立川署の警察官が女性を射殺し自殺する事件が発生。自らも戒告処分を受けながら、組織再生に道筋をつけた。また今年7月の北海道洞爺湖サミットでは、都内を主戦場と位置づけ、都内警備の指揮に当たった。

 後任の米村氏は兵庫県出身で京大法卒。昭和49年、警察庁入庁。警察庁の外事、警備企画の両課長や警視庁公安部長など、警備・公安部門が長い。平成18年から1年余りの警察庁警備局長在任中には、北朝鮮による日本人拉致事件の捜査を統括指揮。19年8月から現職を務めている。

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