記事登録
2008年07月29日(火) 11時00分

<人事>新警視総監に米村氏毎日新聞

 警視庁の矢代隆義警視総監(58)が勇退し、後任の第87代警視総監に警察庁官房長の米村敏朗氏(57)が就任することが29日の閣議で承認された。いずれも8月7日付。

 米村氏は警視庁公安部長、警備局長などを務め、北朝鮮による一連の拉致事件の捜査を指揮するなど警備・公安畑が長い。04年には小泉純一郎首相の北朝鮮訪問に随行。98年には小渕恵三首相秘書官を務めた。

 勇退する矢代総監は73年に警察庁入庁。埼玉県警本部長、交通局長を経て、07年8月に警視総監に就任した。就任直後に立川署巡査長による射殺事件が起き、懲戒処分を受け、信頼回復に努めた。今年6月に起きた東京・秋葉原の17人殺傷事件などの捜査指揮にあたり、7月の北海道・洞爺湖サミットでは首都警備に携わった。【遠山和彦】

 米村敏朗(よねむら・としろう)氏 京都大法卒、74年警察庁入庁。大阪府警本部長、警備局長などを経て07年8月、官房長。兵庫県出身。

【関連ニュース】
拉致被害者:「政府とは距離」 家族会と救うが合同会議
ジェンキンスさん:日本の永住権を取得
ジェンキンスさん:法相「永住権認める」
拉致問題:ジェンキンスさんの永住権申請許可へ
高村外相:ベトナム外相に拉致問題で協力要請

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080729-00000034-mai-peo