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2008年07月29日(火) 11時07分

パチスロ会社などを捜索=改造IC使用、社長ら逮捕へ−商標法違反容疑時事通信

 大当たりが出る確率を高めに調節するなどしたIC(集積回路)入りのパチスロ機を製造、販売していたとして、茨城、新潟両県警などの合同捜査本部は29日、商標法違反容疑で、パチスロ機製造会社「ファースト」(東京都中央区)などを家宅捜索した。既に愛知県の販売会社幹部ら数人を同容疑で逮捕、ファーストの社長(41)らについても逮捕状を取っており、近く逮捕するとみられる。逮捕者は8人に上る見通し。
 ほかに捜査本部を組んでいるのは、愛知、三重、沖縄の各県警。不正改造で店側が摘発される例はあるが、製造会社が強制捜査の対象となるのは極めてまれという。
 調べでは、社長らは大当たりか外れが出る確率が高くなるように調整したギャンブル性の高い改造ICを自社で製造。このICに大手電機メーカーの商標を印字した上、同社製のパチスロ機に組み込み、茨城県内のパチスロ店に販売した疑い。 

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