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2008年07月29日(火) 18時28分

不起訴男性の敗訴見直しか=「痴漢」賠償請求、9月に弁論−最高裁時事通信

 痴漢行為で逮捕され、その後不起訴になった東京都国立市の元会社員男性(66)が、虚偽の通報をしたとして痴漢被害を訴えた女性に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(津野修裁判長)は29日、双方の意見を聞く弁論を9月29日に開くことを決めた。「痴漢行為はあった」として男性の請求を棄却した1、2審判決が見直される可能性が出てきた。
 男性は1999年9月、電車内で女性に下半身を押し付けたとして逮捕されたが、その後嫌疑不十分で不起訴となった。しかし、民事訴訟は1、2審ともに痴漢行為を認定、訴えを退けていた。 

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