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2008年07月29日(火) 19時19分

電源が入らない恐れ AED2万台を自主回収産経新聞

 電源が入らなくなって救命作業に支障が出る可能性があるとして、医療機器輸入販売業「日本メドトロニック」(東京都港区、島田隆社長)は29日、国内で販売したAED(自動体外式除細動器)2万682台を自主回収すると発表した。

 対象機器は「ライフパックCR Plus」と呼ばれるAEDで、米国メーカー「フィジオ・コントロール・インク」社が製造。日本メドトロニックが平成18年11月から今年3月まで、計20社の販売代理店などを通じて国内の公共施設や大規模集客施設などに納入していた。

 使用時にAEDの内部でショートを起こし、電源が入らなくなるトラブルが米国で3例報告されたため、製造元の米国メーカーが原因を調査していた。これまでに健康被害が出たケースはなく、国内ではトラブルは報告されていない。

 問い合わせ先は、お客様窓口(電)0120・715・545(フリーダイヤル)

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