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2008年07月28日(月) 18時38分

吉祥寺美術館で「小磯良平展」−代表作含む全30作品展示吉祥寺経済新聞

 武蔵野市立吉祥寺美術館(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-0385)は現在、「没後20年 清らかな美の系譜 小磯良平展」を開催している。

 故・小磯良平は1903年生まれ、兵庫県神戸市出身。日本の近代洋画界を代表する画家のひとりとして広く知られている。東京美術学校(現・東京藝術大学)で藤島武二に学び、荻須高徳、猪熊弦一郎といった画家と親交をもつ。その後パリに留学。戦時中は陸軍の委嘱により戦争記録画を書く。1983年には文化勲章を受賞する。気品ある女性像や、群像画など、西洋絵画の伝統を踏まえた独自の世界は、現在でも日本近代洋画の美の基軸のひとつとして高く評価されている。

 同展は、神戸市立小磯記念美術館の協力により、「踊り子」「二人裸婦」「働く人」などの代表作を含む油彩、デッサン、版画など初期から晩年までの約30点を展示する。
 
 会期中の8月9日はバロックフルートとリュートのコンサート「小磯が描いたリュートとともに」(14時〜15時)を、同23日は神戸市立小磯記念美術館学芸員・廣田生馬さんによる講演会「小磯良平の魅力」(14時〜15時30分)を開催する。

 開館時間は10時〜19時30分。7月30日・8月27日は休館。入館料は100円(小学生以下・65歳以上・障害者は無料)。9月7日まで。

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武蔵野市立吉祥寺美術館

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080728-00000000-hsk_kj-l13