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2008年07月28日(月) 08時15分

四谷・荒木町を石畳の街に−資金作りで「石だたみせんべい」販売市ケ谷経済新聞

 四谷・荒木町の有名店「とんかつ鈴新」(新宿区荒木町、TEL 03-3341-0768)は7月上旬から、「石だたみせんべい」を販売している。

【関連画像】 「石だたみせんべい」の表面

 荒木町では、同店店主の鈴木洋一さんをはじめとする街の有志らが「荒木町石だたみの会」を結成し、荒木町を石畳の街にする活動を進めている。街を活性化させ、四谷の名所を作る目的で始まった同活動では、私道を石畳にするための工事資金の一部を広く一般から募っている。

 同会の名誉会長には、テレビ番組の取材などで何度も同店を訪れているというタレントの石塚英彦さんが就任している。先日行われた取材の際に依頼してみたところ、本人・事務所ともに承諾をもらうことができたという。

 鈴木さんが考案した「石だたみせんべい」は、「しょうゆ」と「ごま」の2種類が入った5枚入り。せんべいの表面には、石だたみの文字と絵(ごま)、同店のロゴ(しょうゆ)がそれぞれ描かれている。価格は600円で、そのうち100円が石畳募金となる。

 現在は同店のみの販売だが、今後は周辺の飲食店での販売も検討しているという。「じわじわとだが増えてきている」(鈴木さん)という募金総額は、現在までで約20万円。目標金額の500万を目指して日々活動を進めている。

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とんかつ鈴新

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