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2008年07月28日(月) 11時47分

秋葉原通り魔事件、「四十九日」過ぎ献花台撤去 慰霊碑設置も検討産経新聞

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件から「四十九日」が過ぎ、千代田区が現場交差点に設置していた献花台が28日朝、撤去された。これまでに約8千の花束が供えられたという。
 撤去に先立ち、石川雅己区長や地元町会関係者ら約60人が黙●(=示へんに寿の旧字体)(もくとう)、白い菊の花をささげ、亡くなった被害者の冥福(めいふく)を祈った。石川区長は「安心で安全な町作りを進めていきたい」と話し、現場に慰霊碑を設置することも検討しているという。
 また、歩行者天国の存続については「お盆明けから関係各所と協議を始める。『憩い、やすらぎを与える場所』という原点に立ち返り、どう在るべきか考えていきたい」と述べる一方、「結論が出るまでに一定の時間はかかるだろう」として早期の再開は否定した。
 川崎市の会社員、佐々木順一さん(40)は献花台跡を眺め、「毎週ここにに通っていた。事件が風化するのを少しでも防ぐよう、何か別の形でも献花台の代わりになるものを設置してほしい」と話していた。

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