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2008年07月28日(月) 10時37分

<秋葉原殺傷>献花台を撤去…安全な街づくり誓い毎日新聞

 東京・秋葉原の17人殺傷事件が27日で発生から四十九日を迎えたことを受け、千代田区は28日午前、現場の交差点に設置していた献花台を撤去した。中止となっている歩行者天国復活の可否については8月のお盆明け以降に議論していくという。

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 午前9時過ぎ、区や万世橋署、地元町会、商店街の関係者ら約50人が献花台に参列し、一人ずつ白菊を供えた。石川雅己区長は「この地で二度とこのような事件が起きないよう、安心・安全な街づくりに努力すると誓った。歩行者天国の今後については、第三者も入れて基本に立ち返って議論したい。その中で慰霊碑の建立も話し合われると思う」と語った。献花台はその後、喪章をつけた作業員が撤去した。

 官民連携の街づくり会社「秋葉原タウンマネジメント」の関幸子専務は「事件以降、土日の人出が少なくなっている。日本の良い技術や製品をアピールするのが秋葉原の役目なので、早く安全な街としてお客様に戻ってもらいたい」と話した。【真野森作】

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