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2008年07月27日(日) 22時36分

献花台で最後の別れ 秋葉原通り魔事件四十九日産経新聞

 秋葉原の現場交差点に設置された献花台では、四十九日の節目を迎えた27日も、被害者との最後の別れを惜しむように手を合わせる人が切れ目なく続いた。

 事件直後に献花台を設置した東京都千代田区によると、これまでに8000を超える花束のほか、ペットボトルや缶ビールなど1万本以上の飲み物が供えられた。手紙や折り鶴なども段ボールで26箱分を数え、あて先などが分かる手紙などは警視庁万世橋署を通じて遺族に手渡されたという。

 小学生の男児(11)を連れた埼玉県春日部市の会社員、増田美樹さん(34)は「事件の悲惨さを忘れてほしくないと、子供を連れてきた。つらい時はSOSを出せる人間になってほしい」と話した。

 新潟県燕市の派遣社員、山崎光男さん(39)は「模倣犯の事件が続いているせいもあり、事件の衝撃は今も頭を離れない」と語った。

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