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2008年07月27日(日) 20時51分

「鳥人間コンテスト」会場で突風事故、3人けが 読売テレビ収録後産経新聞

 27日午後0時50分ごろ、滋賀県彦根市の琵琶湖岸で開催されていた「鳥人間コンテスト選手権大会」(読売テレビ放送主催)の会場で、高さ約10メートルのスタート台を撤収する作業をしていた作業員や番組関係者の男性3人が、突風にあおられてめくれ上がったベニヤ板に当たり、肩を骨折するなどのけがを負った。

 彦根署によると、大阪府枚方市の男性会社員(26)が、手のしびれなどを訴え経過入院。滋賀県甲良町のとび職の男性(38)が右肩を骨折するなどのけが、大阪市中央区の男性会社員(29)がかすり傷を負った。

 突風でめくれ上がったのは、約10メートルの高さの琵琶湖上に、板や鉄骨で組み立てられたスタート台(約20メートル四方)の先端約12メートル四方に敷き詰められていたベニヤ板。主催者によると、大会終了直後の午後0時半ごろから、スタート台などで約10人が撤収作業を開始していたという。

 彦根地方気象台によると、滋賀県内では同日午後1時10分ごろ、竜巻注意情報を発令。彦根市では、同19分ごろ、最大瞬間風速21・4メートルを観測していた。

 読売テレビ放送総合広報部は「3人の作業員がけがをする事態となり、大変申し訳ない。今後安全確認をより一層徹底していく所存です」とコメント。同大会は、自作した人力飛行機により飛行距離や飛行時間を競う大会。昭和52年から毎年行われており、今回で32回目。競技は26、27日の両日、同市の会場で行われていた。

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